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木野鳥乎/ きのとりこ / KINOTORIKO
イラストレーター・絵本作家

東京生まれ。小さいころオーストラリアで過ごし、マザーグースなどを愛読して育つ。青山学院大学にて英米文学を学び、卒業後フリーのイラストレーターとして企業広告やパッケージ、ディスプレイ、出版物等の制作に係わり現在に至る。
2001年頃から"きのとりこ" (KINOTORIKO) の表記で絵本制作を開始。本のカタチの可能性を追究し、企画から絵と言葉、造本まで含めたいくつか実験的な本を発表。2003年に全ページ型抜きの『なないろえほん』が、2004年にイタリア語で綴った絵巻物Il Panorama Parlato (ことばのけしき)』がボローニャ国際絵本原画展に入選。これを機に、イタリア・メラノ市図書館の「アーティストによる子どものための絵本(OPLA)コレクション」はじめ、国内外の図書館・美術館に上記2作品のほか『ABC out of WWW』『ここにいるよ!めいろないきものたち/ Here I am! The A-mazing Little Creatures』などが収蔵される。
流通する一般書としては2009年にフランスのサルバカン社から発行された『Tendre est la Mort 』が「ベルギーにおける仏語絵本最優秀賞 "LIBBYLIT ” 」を受賞。2019年には『やさしい死神として新装版が千倉書房より出版される。2011年1月同じサルバカン社から出版された"Qui Suis-Je?" は、本を読みながら遊ぶこともできるパズルの本。2017年3月、フランスのグランディール社より "Quand petit Tomo dort"、同年9月に "La nuit ailleurs" が出版される。両方とも全ページレーザーでくりぬかれた限定部数発行の蛇腹本。
日本においては2019年3月、迷路とぬりえも楽しめる科学絵本『ミツバチと花の迷宮出版、10月、日本語の擬態語を英語で紹介する語学絵本『おなかぺこぺこオノマトペ / I'm PEKO-PEKO Hungry!』が出版される。
イラストレーションにおいても、絵本においても、水彩・コラージュ・線画・切り絵など、コンセプトに合わせて様々な画材や技法を使い分けている。